//我輩も猫である//
vol.021
・メガフロートが航空母艦のかわりになる
■日本の領海内ならば、どこにでも設置することができるから、飛行距離の短い(左翼系政治圧力におもねって、わざと短くした)日本のF15やF2でも北朝鮮やレッド・チャイナを攻撃して帰ってこれるようになるから、今、自衛隊がほしがって予算化しようとしている空中給油機が調達できなくても、メガフロートも相手国に最も近い所へ持って行けば、大きな役目を果たすことができるようになるとセンセイが主張するのである。
■航空母艦(エアー・クライス・キャリアー)は、どこへでも飛行場(空母自体)を持って行けるという利点はあるものの、原子力空母以外は、空母自体を動かす燃料の補給も大変だし、また空母を護衛するための艦艇も必要で、これらの護衛艦も空母が走っている間、走り続けなければならないので、その燃料も大変である。しかも空母上の発着艦用滑走路の長さも短いので、空母の速力が戦闘機発着に重要な役目を果たすので、止まっているわけにはいかない。しかし、メガフロート飛行場なら、停止状態で使うわけだから燃料の問題はないし、滑走路の長さも十分にとれるし、空母よりももっと大きなスペースが利用可能となる。護衛の艦艇も空母のときよりも動きまわらなくてもすむので一挙両得以上のメリットがでてくる。米海軍のように空母専用の戦闘機や爆撃機を開発する必要がなく、空軍のものを使えばいいし、特別な発着操縦技術を習得する必要もなくなるので、既存の空軍パイロットの併用ができる。
■空軍とくらべれば、多少機動性に劣りはするが、陸地(島でもいい)に隣接できれば、普通の空軍基地と変わりないから、隊員も上陸に住んだり、遊んだりすることができるし、司令部もメガフロート上に設置できるし、又、陸上に設置してもよい。
■メガフロート空軍基地“エアーフォース・ベース”(軍事用空港“ミリタリー・エアー・ポート”と呼んでもよいし、メガフロート・エアー・ステーションと呼んでもよいし)を短期間に、例えば北朝鮮に近い隠岐でも対馬、また台湾に近い石垣島・西表島・与那国島へでもタグボートで引っ張って行けば、航続距離の短い日本も戦闘機でも目標相手を攻撃して帰ってきて、給油して、再度攻撃に行ける。特に台湾の防衛には大きな支援となるだろうとセンセイは言うのである。何せ、与那国島からなら、晴れた日には台湾が目視できるぐらいの距離なのだ。いくらレッド・チャイナが台湾を攻撃したいと言っても、米空母と日本のメガフロート空軍基地が与那国島あたりにできれば、米空軍機も利用できるから、台湾の五百機に日本の航空戦力を加えれば、優に千機以上を動員できる。
■日米台の千機にのぼる最新鋭機に対抗できるチャイナの戦闘機はロシア製のスホイ27が五、六十機しかなく、他に五、六千機を所有しているが、これからは日米台にとって、全く相手ならないくらいの性能しか持っていない昔の飛行機だから、ケンカにもならないとセンセイは息まいている。
■しかし、桃井真氏が二年前(平成十二年二月)に書いた「二〇〇一年日本の軍事力」(祥伝社)によると、中古の航空機も含めて六〇一〇機の爆撃機や戦闘機をチャイナは持っていて、アメリカの四四九〇機を大きく上回っているし、海軍力も総トン数一〇五万トン、潜水艦八九隻を含む九四〇隻の艦船を持っているというから、決してあなどれないと私が言うと、「一筋縄ではなかなかやっつけられないかも知れないが、日米台の軍事力にはまだ歯が立たないだろう」とセンセイは反論するのだが。
■メガフロート・エアー・ステーションを九州のどこかに、一つや二つ浮かべておいて、平時は民間の空港と軍事用空港として共有する形でもよいし、軍事専用として、航空自衛隊の基地の付属施設として配備しておいてもいい。短期間に移動できる状態にしておければいいのだとセンセイは言う。
■ 空中給油機の導入を防衛庁は、今、プッシュしようとしているが、これは大いにやるべきだとセンセイは言う。これは、一挙に何機、何十機でも入手可能で、アメリカから買ってくるだけでいいのだから、あとは予算の問題なのかも知れないが、これには訓練にかなり時間がかかると思われる。メガフロートのいいところは、モジュラー式にいくらでも大きくできることだろうと思う。移動する場合でも、バラバラにして移動することができると思うので、タグボートで引っ張って行けば、例えば、佐世保から対馬・隠岐・与那国島まで曳航するのに、大して時間はかからないだろうと思う。日本のように専守防衛をモットーとしている国では、日本の近海のみが、その移動範囲だから、インドやヨーロッパ、南米の方まで出かけて行って「ドンパチ」やるわけではないので、ある意味では、所有する必要はないのかも知れない。センセイは「空母三隻所有論者」だが、メガフロート・エアーポート(エアー・ステイション)をいくつか持っていれば、それで十分なような気がするのである。メガフロートを活用すればすごいということでは、私もセンセイも同意見である。
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