やっと出会えた「スギーズの発音教室」
―日本語ネイティヴの「杉本宣昭」先生の英語音声:驚愕と畏敬―
大野文子先生(明治大学情報コミュニケーション学部元教授、元短期大学経済科長)
「スギーズの発音教室」の杉本先生と其れを支えるスタッフの方々が半世紀以上に亘って英語音声の「オチコボレ」として過ぎしてきた私に、そこからTake-offへの希望と悦びを与えてくださったことに、先ずはお礼を申しあげます。
「教室」に伺う前に先生の英語音声をネットで視聴させて頂きました。
それは、リズミカルで、綺麗で情感に溢れていました。「目からうろこがとれる思い」がしました。
というよりは、より正確には「英語難聴障害者のための新薬の開発とその実現化」という声が譜って沸いたようでした。
一言でいえば、それは、英語音声へお音楽的な豊かな感性と鍛えられた音声の透明感への感動でした。
初めて教室に伺い手にした教材(基本教材としての教科書と、それを補完する幾種類かの参考書及びDVD、CD)を使ってみた時、基本教材とそのためのDVDはもとより全ての教材が、あまりにも用意周到に作られていることにも感動しました。
それは、多分、英語音声指導のプロとしての先鋭の高度な専門てきな学習と経験の蓄積によるこの領域に対する熱意と造詣の深さによるのでしょう。
「私が、英語のリスニング能力を高めるには、英語の基本の基礎を日本語が正真正銘母国語である日本人の先生からお教え頂くことしかない」ことに気づいたの は、定年後の在り方(在職期間中に職場が提供ひてくれたストックホルム大学への3年間程度の留学中に指導教授が示唆された方向性)を射程に入れて、英語の 総合的な再学習を開始することにきめ。総合的な英語能力として私に最も欠落している「リスニング能力」の極度な低さの原因を考えてみたことによります。
それは 在職期間中に自分自身の過去の歩みへの一つの「けじめ」として学位論文の若干を修正しなおし大幅に加筆してライフ・ワァークとしての著作を出版した後のことでした。
辞書に記載されている発音記号が示す個々の母音、子音とそれに対応する実際の音声との正確な対応関係も発音記号が示す個々の 母音、子音を実際にどのようにして発声するかも全く不明、これに拍車をかけるのが加齢の進展(年齢的な限界)でした。
要するに英語音声の基礎は「ゼロ」でした。これでは英語の個々の単語さえリスニングできないし、当然のことながらスピーキングなど論外なことでしょう。
因みに言えば、私が初めて英語学習に着手したのは、時期的には戦後間もない制度としての教育機関であり、当時の英語教育の重点は、英文読解とその為の文法知識の詰め込み、脈絡のない英単語の棒暗記、そして補足的に英作文の手ほどきにおかれていたようです。
換言すれば、その英語教育は、戦中・戦後のわが国の英語教育の典型として、いわゆる「読み・書き・ソロバン(?)」を基軸としており、「聴いて・話す」英語教育の犠牲の上に構築されていたようです。
私は、過去40~50年間に亘って断続的にせよ多数の民間のいわゆる英語学校に通い、多数の英語のネイティヴ・スピーカーの先生方に出会いました。
こ れらの先生方は、わたくしの英語学習は、第一外国語としてのそれであることも、英語学習の出発点で英語音声の基礎が「ゼロ」であることも、そのために直面 する様々な問題への困惑も、十分にご理解して頂けず、ただ英語音声の「口真似」・「訓練」・「慣れ」だけを強調されるだけでした。
そのため買い込んだのが、数量的には膨大で金額的にも高額なカセット付の英語教材ですが、それも「お蔵入り」となってしまいました。
英 語の総合的な再学習を開始するに当たって、過去の英語学習で自分に最も欠落している「聴く」能力とそれを前提とした「話す」能力を少しでも改善できそうな 民間の英語学校(それも自分の性格に適合的で持続可能性の高いと思われるもの)をあれこれ検索し、一つの学校を選択しました。
予測通り、この学校は自分の性格にある程度まで適合的でした。
ただそのカリキュラムは、日本人英語教師による会話理論のための文法学習を中心に、ネイティヴ・スピーカーによる会話実践の受講を原則として組み込んでいました。会話実践は、過去に学んだ民間の英会話学校での苦い経験を話し、なんとか例外的に免除してもらいました。
代替処置として、この学校で英語音声の基礎を杉本先生のように「日本語が正真正銘の母国語である日本人」の先生から習いたい旨申し出ましたが、担当可能な教師は不在とのことでした。
諦めずに探してやっと出会えたのが「スギーズの発音教室」とスギーズ先生。そしてお世話頂くスタッフの方々!
今年(2008年)5月中旬頃に始めてお邪魔しました。
た だ、過去20年間に亘り年中行事として、毎年、誕生月に入る人間ドックで、今年は再検査項目が幾つも重なり、学習を中断しました。本格的な学習は、再検査 が全部済んだ7月頃からです。それでも9月末には発音学習の最初の目標として自分で設定していた発音記号の理解・その実際の音声との一致・発音の仕方とい う問題だけは何とかクリアさせて頂きました。
もとより懇切丁寧に発音の仕 方を教えて頂いても、英語音声に沈着している過去の遺物(「ドロドロした重油みたいなもの」)と高齢のせいで、実際の発音は容易ではなく、自己決定権は無 いにせよ、限られた「いのちの持ち時間」という制約の下で、ステップ・アップできるかどうか、些か不安にかられます。
それでも、先生の教えを愚直に守り、学習を積み重ねていくしかなさそうです。これまで学ぶことを助けて頂いた他の領域の多くの先生方と同様に。
英語音声の矯正のプロとしての卓越した実力はもとより、一人の人間としても軽妙・洒落で、シャイでしかも野趣溢れる先生の魅力!
人生のこの晩鐘期に、こんな素敵な先生から頂く新しい事を学ぶ喜び!
「学ぶことに定年はない」のですね。
キラキラ輝いていた院生時代(少々、こそばゆい言い方)に、恩師の一人が「職場に定年はあっても学ぶことには定年はない」とさりげなく言われたように。
「悪戯好きの造化の神様」も、時としてはこんなに素晴らしい贈り物を下さるのかと半ば感心し、多少の長生きもそんなに悪くはないと思う昨今です。
習の次の段階「チャンク」へと誘導して頂けるよう、この時だけは柄にもなく「いのちの持ち時間」あることをこの神様に祈りたくなります。
クリア
Sugi is most amazing English Speaker That I ever know!Vicki Lynn Beyer
(テンプル大学法律学科元講師、現大手外資系金融企業の弁護士)
クリア
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